親からよく言われるあの言葉について

よく親が子どもに「他の人に迷惑をかけてはいけません」と言うことがあると思います。実際に「よく言われたわー、これ」って方も多いのではないでしょうか?

この言葉はほんとうにその通りだと思うのですが、でもこの言葉を使う時にちょっと注意した方がいいんじゃないかなぁと思ったことを書こうと思います。

親の言うことを真面目にきく子や少し慎重派な子に対して、この「他の人に迷惑をかけてはいけません」と言う言葉を頻繁に使ってしまうとその子の「自発的に行動する力」を阻害してしまう恐れが生じてしまうのではないかと。

「他の人に迷惑をかけてはいけない」=「失敗してはいけない」に近くて、親から「他の人に迷惑をかけてはいけません」とことあるごとに言われ続けると、その子は「失敗してはいけない」と考えるようになって、そもそも何かに挑戦するとか自分から動くと言うことを避けるようになってしまうんじゃないかと。

何か新しいことを覚える時って失敗がつきものなんですよね。とりあえず行動してみて、それが成功するしたら儲けものだし、たとえ失敗したとしてもそこから学べるわけで、端的に行動してる人の方がそうじゃない人よりも多くのことが学べて、結果的に成功もしやすいんじゃないかと。

でも上記のように「他の人に迷惑をかけてはいけません」と言われ続けている子は、その子が真面目であればあるほどその言葉を守ろうとして自ら動いて何かするという行動が減ってしまうのではないかと。

そうなると積極的に動いてる子たちとの差がどんどん拡がっていくのではないかなぁと思ったんですよね。積極的に動いてる子は成功も失敗もたくさんしてどんどん成長していくのに比べて、そうじゃない子は端的に行動回数が少ないという点から成功も失敗も少なく成長が遅くなってしまう。成長が遅い子は周囲との差が拡がれば拡がるほど、ますます動くことに対して消極的になってしまうんじゃないかと。

そこで思ったことが、子どもに「他の人に迷惑をかけてはいけません」という言葉を使いたくなった時は「自分が良いと思ったことはどんどんやりなさい。ただし(あんまり)他の人に迷惑はかけたらいけないよ。それでも迷惑をかけてしまう時は人間誰でもあるから、その時は正直に謝るんだよ」と言ってあげられると良いのではないかと思ったんですよね。

なんとなく子供の時の自分に教えてあげたかったなぁと言うことを書いてみました。

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