本音も建前もどっちも大事!

今日バイト中に同僚の女性(と言っても60歳過ぎの方なのですが)に、「○○くんは事務仕事が向いてると思うよ」と言われました。

なぜか分かりませんが唐突にそんなことを言われ、「でも事務仕事なんてしたことないですから」と答えながら、内心では「一応お金を貯めてカナダに語学留学する」という目標があるからなぁ」と思ってました。

そんなやり取りがあって、家に帰ってきてからそのことを思い出した時、「あっ!これが『心の師となれ。心を師とするな』ということかも」と思ったんですよね。

どういうことかと言うと、自分が実際に言葉にした「でも事務仕事なんてしたことないですから」と言う言葉はいうなれば建前で、相手との関係を悪くしたくないという思いから出た言葉なんですよね。

一方、実際には発されなかった「一応『お金を貯めてカナダに語学留学する』という目標があるからなぁ」という言葉は本音で、これも相手との関係を悪くしたくないという思いから発されなかった言葉なんですよね。

で、こういう時ってどちらの言葉に自分が重きを置くかというと、まず間違いなく100パーセントの人が後者の発されなかった言葉だと思うんですよね。

ここでさっきの「心の師となれ。心を師とするな」という言葉に戻るんですが、後者の発されなかった言葉に重きを置く態度がまさに”心を師としてしまっている”状態じゃないかと思いまして。

心に浮かんだ言葉にそのまま従ってしまっていて、どこか相手のことを見下しているようなところがあるなと。

そこでこういう時はどうした方がいいのかなとちょっと考えてみたのですが、こういう時は実際に発した言葉も発しなかった言葉も同列に扱うのがいいんじゃないかと思ったんですよね。

どちらの言葉もその女性との会話で生まれた言葉なんだから、どっちが本当の自分の言葉かということじゃなくて、どっちも自分の言葉なんだと。

だから発されなかった言葉でもって相手を見下すような気持ちを抱くのではなくて、「あー、この人は自分のことをそんな風にみているんだなぁ。面白いなぁ」といったスタンスで捉えられるようになると、ずっと人生が楽になるんじゃないかなぁと。

その人の考えはその人の考えであって、自分の考えは自分の考えなんですよね、至極当たり前なことなんですけど。

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